私の好きな作品たち~内田康夫編
内田氏といえばもうTVで有名になった『浅見光彦シリーズ』と{信濃のコロンボシリーズ』でしょうね。私は最初水谷豊が浅見役で出ていたTVのシリーズで内田氏の作品を読むようになったので、どうしても浅見さんを水谷豊とだぶらせてしまって読んでしまったのですが、後々、浅見役をしてきた方々はどうもピンとこなくてTVはなるべく観ないようにしていました。水戸黄門の印籠のように刑事局長の弟君でありますか、ははあ~なんていうのも、本の中ではそんなにデフォルメされていないのにと、一人で憤慨していました。
なかでも私のお気に入りはやはり、『小樽殺人事件』と『札幌殺人事件』は格別な思いで読みました。『小樽・・・』は言うまでも無く、犯人が解った時点で自殺
するのではないかと推測できたけれど、『札幌・・・』はなかなか犯人が解らなくてバックになにやら大きな組織が動いているという所などは読んでいてホントにあるかもと思ってしまいました。
内田作品は時代を遡って、子供の頃に受けた心の傷や学生時代に侵した罪を背負っていき続け、殺人に至ってしまうというストーリーが多いように思います。ですから、最初は何だか解らない場面がつづられていても、それが大きなヒントになるということが多く、さらっと読み流せないところがまた面白いと思うのです。やがて内田氏自身も登場してきて、のん気に囲碁だか将棋を
やっている場面もでてくるのも彼らしい演出だなと関心してしまいます。
それから浅見光彦に妹がいたこと、ご存知でしたか?ドラマでは脚色されていましたが後鳥羽上皇の伝説を探しに友達と二人で旅行し、泊まった先で話しが盛り上がった男子学生に暴行をうけてしまい、その直後のなだれに巻き込まれてなくなってしまったのです。浅見さんに妹がいた事自体、ショッキングだったのにそんななくなり方をしていたなんてホントに驚きでした。
これからも光彦シリーズは続くでしょう。それは浅見光彦ファンがいらっしゃるからでコナン・ドイルのシャーロック・ホームズのように読者が主人公はいつまでもいて活躍して欲しいという要望が殺到しているからだそうです。ちょっとシャイで男前の浅見光彦様、これからもご活躍を応援しています。
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