私の好きな作品たち~村上龍編
こういうことは珍しいのですが、私は作品より龍さんに興味をいだいてこの20年くらい彼を観てきました。事の始まりはテレビで『りゅーずバー』と言う30分番組を観るようになったのがきっかけでした。
正直、彼の作品は読むのにかなり勇気が必要でした。『限りなく透明に近いブルー』で、あ~気持ちが悪い!と思ったのが第一印象でしたから・・・
でもテレビでは好印象で、何でも真面目に懸命に話される姿は、「この人、何かやるぞ」
なんて思ってしまったのです。現代に背を向けないで立ち向かっていくのは作家としても大
変だろうと、感じたものでした。あのころは『ノルウェイの森』受賞おめでとうなんてからかわれていましたが、いまでは現代を斬る大切なファクターをもった貴重な存在になったのではないでしょうか。病める若者たちと接しながら、真剣に討論し、次々と作
品を世の出していった村上龍さん。今の人間像を知りたいのなら是非彼の作品に接して見るべきだとも思います。その点、私は読書を怠っていますので、大きな声ではいえませんが、最近の若い作家の書く作品に村上氏の影響を感じることがあります。悪い事をしているという意識がなく、悪いものに染まっていく人々の姿はどうにかしなければという危機感を持たせてくれます。『コイン・ロカーズベイビーズ』『トパーズ』どれも時代のお落とし子です。
これからも、彼共々、彼の作品に目を向けていかなければならないと実感しています。
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