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私の好きな作品たち~大森寿美男編

 『泥棒家族』『トトの世界』で向田邦子賞をとった大森さん。なるほどなと感じさせる痛快さが何とも言えず、これは賞を取るでしょうと思わせられる作品でしたね。

『トトの世界』は、1999年、週刊「漫画アクション」にて連載、その斬新なストーリーで人気を博したさそうあきらの話題作を新進気鋭の脚本家、大森寿美男が果敢にもドラマ化に挑戦したものです。心に傷を抱える少女・真琴が、言葉を話せない野生の少年・トトに出会う。少年は真琴から言葉を教わり、真琴は少年から忘れていた大切なものをもらい、そして、自分を取り戻してゆく…。現代を生きる人にコミュニケーションの原点、そして言葉の持つ意味を深く問いかける珠玉の物語です。

 それに対して『泥棒家族』は祖父・父が泥棒、母が元婦警という、泥棒家族の日常を描いたコメディ作品です。どちらもドラマとしてだけでなく本で読むのも楽しいと思いました。

 大森さんも脚本家さんで、なぜ脚本家の紹介ばかりしているのかと聞かれるとこまってしまうのですが、やはり最近のドラマに飽食しているので、というしかありません。楽しみにしていたドラマの時間にバラエティをやられては閉口してしまうのです。2時間ドラマも少し飽きてしまいました。
 『週に1度のお楽しみ』というテレビの見方がだんだん出来なくなってきて、せめて向田邦子賞やサントリーサスペンス賞を取った作家さんや脚本家さんを応援していこうと思ったわけです。
 大森さんは映画もこなしていますがあえてドラマを紹介すると、

夜逃げ屋本舗(1999年 NTV)
泥棒家族(2000年 NTV)
トトの世界~最後の野生児~(2001年 NHK BS2)          Hirosi01
長良川巡礼(2001年 NHK)
君を見上げて(2002年 NHK)
強行犯捜査第7係(2002年 NHK)
時空警察2(2002年 NTV)
てるてる家族(2003‐2004年 NHK連続テレビ小説)
一番大切な人は誰ですか?(2004年 NTV)
クライマーズ・ハイ(2005年 NHK)
風林火山(2007年 NHK大河ドラマ)

などがあげられます。これらから解るようにほとんどがNHKです。NHKが良質なドラマを提供できるのも、脚本家さんへの目の付け所がいいと思ってしまいます。早坂暁氏や唐十郎氏の作品もNHKが殆どです。だから私は聴衆料を滞納しません。納得できる番組が観られるからです。

 『時空警察2』はNHKでは無いですがいろんな意味で論争がありましたが、面白いものは面白いのだから仕方がありません。

 エッジの尖った設定、レトロフューチャーな美術・衣装・映像、SFとミステリーと刑事ドラマと不思議な融合、そして何といっても最新の取材やすべて実在する資料・証言・物証に基いて教科書とはまったく違った"もう一つの歴史"を浮かび上がらせる衝撃性…そのどれをとってもこれまで例を見ない世界観として各界に話題を呼び、続編を心待ちにしていた人が多かった番組でしたね。

 これからもテレビんに新風を吹き荒らしてください!!

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