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2009年2月12日 (木)

私の好きなマルチ作家~大橋巨泉編

 時は1970年前後になりますが、巨泉さんを知らない方はいないのではないでしょうか?

 セミリタイアと言う言葉を使って巨泉さんは50歳にはセミリタイアをする人生設計を描いていましたが、各方面からの慰留、また49歳の時に司会を始めた「世界まるごとHOWマッチ」に本人の意向で起用したビートたけしさんや石坂浩二さんとの絡みが楽しかったこともあり、56歳まで仕事を継続しました。

 現在では「セミリタイア」は、早くから蓄財しておき仕事が好調の内に辞め、悠々自適に過ごしながら余裕のあるときに仕事もする、という意味合いの言葉として定着していますが、これにもちろん巨泉さんの、絶頂にも係わらず仕事をすっぱりと終わらせたことと、以降の生活スタイルが源泉です(尚、同じような形で芸能活動の一線からのリタイアをした司会者としては上岡龍太郎氏・芳村真理さんがいます。何れも巨泉さんと同じく司会者の大御所として絶頂を極めていた50代でリタイアを宣言していますね)。

 現在は、11月から翌年4月までオーストラリアとニュージーランKyosenn002 ドに、6月から9月までカナダに滞在し、経営するギフトショップの管理の傍ら、ゴルフを楽しむなど悠々自適の生活を送っています。日本に滞在するのは5月と9月から10月末までの約3ヶ月間だけで、この期間はバラエティ番組にゲスト出演するなどしている。外国がとても好きなようだが、以前、福留功男氏の『ベストタイム』に出演した折、寿司を食べてビールを飲んでご満悦のご様子で「日本人でよかった」とコメントする一面もありました。

 まだ評価の高くない人間の才能を見抜く眼にすぐれており、関口宏氏の司会者としての素質を関口自身が司会した『スター千一夜』の時から評価していたといいます。また、TBS番組『大学対抗バンド合戦』のMCをつとめた際、学生バンドの司会として出場したタモリの才能を認めており、芸能界入り直後から積極的に自身の番組に起用しました。さらに、漫才師としての活動が主だった頃のビートたけしさんを、『世界まるごとHOWマッチ』にレギュラー出演させました。テレビ東京アナウンサーで、競馬実況を担当していた小倉智昭氏を誘い自身の所属事務所に入れたりもしました。

こんな偉そうなのは何者?と思うでしょうが、日本のタレント、放送作家、司会者、評論家、元参議院議員、オーケープロダクション(旧・大橋巨泉事務所)取締役会長兼エグゼグティブタレント、芸能プロモーター、エッセイスト、競馬評論家、馬主なんです。

大学生の頃はほとんど勉強をせず、テストではカンニングをしていたという(東京新聞での発言)。後に「早大を中退したタレントは出世する」という伝説のはしりとなった方なのです。早稲田大学の学生時代から当時ブームだったモダンジャズ、コンサートの司会者として活躍。なお早稲田大学在学中は俳人としての活動もしており「巨泉」という芸名はこの時期に付けた俳号でだそう。でも2年後輩の寺山修司氏と出会った時に「こいつにはかなわん」と思って俳句の道から足を洗ったといいいます。

 ジャズ評論家・放送作家からテレビ司会者に進出、弁舌家のマルチタレントとして人気を得るようになりました。この方面では、やはり放送作家出身の前田武彦氏と人気を二分し、この2人で日本テレビのバラエティー番組『巨泉・前武のゲバゲバ90分!!』の司会を務めました。あんな面白い番組なのに遅い時間帯にやっていて見れずに寝なければならず後悔したものでした。

 競馬評論家としても積極的に活動していて、調教を見ないで予想することから、書斎派の筆頭格ででした。サンケイスポーツや競馬エイトで執筆するほか、『中央競馬ダイジェスト』(フジテレビ系・土曜深夜放送分)や『日曜競馬ニッポン』(ニッポン放送)に出演していました。血統と展開と騎手で推理し、しばしば長距離の逃げ馬を的中させていた(トーヨーアサヒのダイヤモンドステークス等)。
 谷岡一郎氏が「本命2000円、対抗1000円、穴・大穴・枠流し500円」で大橋の予想と結果をGIレースのみ計算した結果、戻って来る金は賭け金の80.85%でした(谷岡一郎『ツキの法則』)。もちろん負け越しですが、競馬の控除率が25%前後であることから、平均してそれ以上の戻りがあった巨泉さんの予想を優れたものと結論づけています。また、巨泉さんの予想の影響力が大きく、大橋氏が本命に推した馬がそのまま実際の本命(倍率が最低)になったことも多々あり、その結果大橋の回収率は下がっていると指摘。もし巨泉さんが予想を公表せず、自分一人で買う金額も決めていたなら、もっと回収率は上がった可能性があるとしています。

 所ジョージ、関口宏、藤村俊二、タモリ、石坂浩二、ビートたけし、明石家さんま、島田紳助、ダウンタウン等から番組に出演するたに「日本に帰ってくるな」などの嫌味を言われていますが、これは慕われていることの裏返しでしょう。「バラエティは生放送じゃなきゃダメ。今の番組はすぐにスタッフの意向でハサミを入れる(カットする)から、出演者の面白さが全部切り取られてる」「映画は監督のもの、テレビはホストのもの」が口癖(巨泉さんが司会を務めていた番組は殆ど収録番組でしたが、全て放送時間と同じ時間で収録を行っており、極力カットもしない「撮って出し」の方式をとっていました。現在このスタイルを取り入れている日本のテレビ番組は『徹子の部屋』、『ライオンのごきげんよう』など、ごく一部しかない)。尚、本人も日本に帰ってきた際、オファーがあれば収録番組にも出演しますが、実際自身が観る番組は『笑っていいとも!』や深夜のニュースショーなど、生放送の番組だけだと言われています。
 月・水・金曜の『11PM』は中学生ながら楽しみにしていました。矢追純一氏がディレクターだった頃、UFOや超常現象について放送されると、真剣に観たものです。

11PM
お笑い頭の体操
クイズダービー
世界まるごとHOWマッチ
巨泉のこんなモノいらない!?

が長寿番組だったことからも巨泉さんの力量が見えてきますよね。上記の番組は毎週みていました。特に『巨泉・前武のゲバゲバ90分!!』はまさに伝説のバラエティー・エンターテイメント番組といっても過言ではないと思います。そして評論家としての顔でいろいろなジャンルの著作を出しています。

読むと納得しちゃうんでしょうね、きっと。私は好きですよ、こういう物知り博士みたいでどこか頭のねじがずれてはまっているような方。覚えてますか?流行語にもなった、あのセリフ、

『みじかびの きゃぷりことれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ』・・・野田秀樹氏と対をはれそうですよね。

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コメント

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投稿: 柔かくて優しいパイズリSEX | 2011年10月 3日 (月) 01時42分

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