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2009年8月22日 (土)

私の好きな演出家~蜷川 幸雄編

 今や押しも押されんぬ人物、蜷川氏。

俳優として活躍していましたが「自分は演出に向いている」と悟り劇団を結成し演出家に転向。アングラ・小劇場運動盛んな時期に演出家としてデビューし、若者層を中心に人気を集めました。70年代半ばから商業演劇に活動の場を移し、大劇場でのダイナミックな演出で話題作を次々と発表。90年代以降は中劇場の空間を好んで使っています。

 演出作品は、清水邦夫、唐十郎、井上ひさし、野田秀樹、岩松了Ninagawa_001 などの現代劇から、ギリシャ悲劇やシェイクスピア、チェーホフなど海外の古典・近代劇に至るまで、多岐にわたります。鮮烈なヴィジュアルイメージで観客を劇世界に惹き込むことを得意とする、現代日本を代表する演出家のひとり。海外でも評価が高く、「世界のニナガワ」とも呼ばれています。

 起用する出演者はトップスターや実力派俳優から人気アイドルまでと幅広く、意表をついたキャスティングで話題を呼んでいますね。

  短気な気質であり、俳優指導の厳しさでも知られ、世間一般的には「灰皿を投げる」スパルタ演出家のイメージが強かったのですが、現在は煙草を吸わないため、灰皿は投げないけれど、ごくたまに履いている靴などを投げたりすることはあるといいいます。

 俳優を稽古中に、「馬鹿」「ブタ」「死ね」「鼻くそ」「不感症」「でくのぼう」などと罵倒することもあるめ、敬遠する役者さんもいるそうです。

 しかしその厳しさの一方で人情的で心優しく『周りにだけでなく、同様に自分に対しても厳しい』姿勢で仕事をするため、数多くの俳優やスタッフから慕われています。

 現代演劇のフィールド外でも、小澤征爾の指揮による歌劇『さまよえるオランダ人』、宇崎竜童作曲によるミュージカル『魔女の宅急便』を演出しています。尾上菊之助の依頼を受け菊五郎劇団と組んだ歌舞伎『NINAGAWA十二夜』では、「歌舞伎国へ留学する」(本人談)と明言し、照明家と作曲家を除いては常連スタッフを起用せず、ほぼ単身で作品創りに臨みました。

演劇作品以外にも、映画、テレビドラマ、コンサート、ファッションショーやストリップショーなど、様々な媒体での演出を手掛けてます。 また、エッセイ集も出していますが、自身は、文章を書くことは楽しくはないが断れずにやっている、といいます。

 演出家の蜷川幸雄氏が脳梗塞を患っていたことがあり、蜷川氏によると、体調の異変を感じたのは朝だとか・・・。
「右足がグニャっとなる違和感を覚えた。直感的に嫌な予感がした。自分で(医師に)電話したら即入院。早かったから後遺症もなしです」と驚異的な回復力で仕事復帰しています。

重い後遺症が残りかねない箇所近くの毛細血管に病巣があったそうで1週間入院、治療に専念していました。
6月6日の新橋演舞場「NINAGAWA 十二夜」の舞台げいこ時の記者会見は体調不良を理由に欠席。
6月25日に行われた上演9時間の舞台「コースト・オブ・ユートピア」製作発表では何事もなかったように元気に振る舞っていました。

日本で一番忙しい演出家は、神経を酷使する日々で過去に十二指腸と胃の潰瘍で吐血(89年)、心筋梗塞(97年)、腹部大動脈瘤(2001年)の大病歴があり、ほぼ全快した時点で病気を告白していますが・・・

「この通り、ピンピンしています」と何事もなかったかのような元気な笑顔。
「酒やたばこはやらないが、今までは好き勝手にカツ丼や天丼ばかりを食べていた。でも、今は野菜サラダの日々です。情けない…」と笑わせていとそうです。

イギリス人に、シェークスピアを演出させたら誰がベストかと聞けば、必ず上位3人に名を連ねる日本人演出家・蜷川幸雄。シェークスピアの全37作品を全て日本で上演すると決め今現在格闘中の蜷川幸雄氏。

 シェークスピアの何が、蜷川氏をこれほどまでに駆り立てるのか?その秘密を探るために、蜷川氏は、悲劇「ロミオとジュリエット」でヒロイン・ジュリエットを熱演した女優・鈴木杏と共にシェークスピアゆかりの地を訪ねました。また、蜷川氏のシェークスピア作品に出演した名優たちがオールキャストで蜷川伝説の数々を語って蜷川氏の演出の秘密とその素顔をひもといてゆくと・・・・

 蜷川氏は鈴木杏と共に「ロミオとジュリエット」の舞台になったイタリShekusupia001 アの古都ヴェローナに旅立つ。何度もこの作品を演出している
蜷川氏ですが、彼にとっては初めての場所。以前、訪れる機会があったが敢えて拒否した町なのでした。実はシェークスピアもヴェローナには一度も行っていなません。それでも、ここを舞台に「ロミオとジュリエット」を書いたのです。二人はシェークスピアと蜷川には似ているところが多いことに気付きませんか?
 

 ここヴェローナの町にはなんとジュリエットの墓があり、バレンタインの日には世界中から、ジュリエット宛に1000通を超える手紙が届くといいます。二人は墓のあるカプチーニ修道院を訪ねました。
 
 そのほか蜷川の発想の源であるフィレンツェ、シェークスピアの祖国イギリスでは生誕の地ストラトフォードをはじめ、シェークスピアの墓などゆかりの地を訪ね、シェークスピアの墓標の前に立って、二人はあることに愕然と……
 
 プロデューサーからのひとこと:(熊谷信也)
 そもそも、彼の世界的名声を決定的にしたのは1998年ロンドンのバーヴィガン劇場で行われた真田広之、松たか子主演のシェークスピア「ハムレット」であった……
演出家・蜷川幸雄はコワイ。稽古場では尚、コワイ。しかし役者の信頼は厚い。70歳にして女優にも男優にも大いにモテている。なぜか?
東京では蜷川作品にかかわりのある女優男優陣が、蜷川幸雄のコワサと優しさ、門外不出のエピソードを語り、ヨーロッパでは女優鈴木杏を旅のともに、過去に語ったことのない、自分のこと、家族のこと、演出のこと、発想創作の原点を蜷川自身がシェークスピアゆかりの地で語ります。人間蜷川幸雄の狂気と愛情にふれることができ……やはりコワイ----これじゃ解らないですよね(笑)。
 
 以前、NHKBS-hiでは「蜷川幸雄特集DAY」があり、舞台2本、ドキュメンタリー1本の計6時間が放送されたそうです。観たかった
・・・

 NHKはかなり蜷川氏の秘蔵映像を持っているようですね、また放送して欲しいです。

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コメント

こんばんわ。
今日も暑いです。
とこさん、いつもコメントありがとうございます。レスを書いていますのでいつかご覧になってください。
レスにも書いていますが今は昔と違って人が動物を保護する面は大きいですね。それで助かっている種も多いですよね。確かに自然は凄まじい弱肉強食、食うか食われるかの世界でしょうからね。
ジョーク集第3弾もいずれ掲載しますので(*^_^*)

投稿: KOZOU | 2009年8月23日 (日) 18時30分

おはようございます。
今日も暑いかな。

蜷川幸雄さん、大活躍ですね。
もう70になるんですね。
激しい性格のようですね。
そして病気も半端じゃないですね。
神経を酷使するのですね。やはり激務ですね。脳梗塞、きわどいところで後遺症を免れたのですね。
これからもどんどん活躍してほしいですね。
「シェークスピアの墓標の前に立って、二人はあることに愕然と」書いてある墓碑銘のことですかね。「…この墓を動かす者に呪いあれ」とかいう、他のことでしょうか、興味ありますね。 
」人間蜷川幸雄の狂気と愛情に」これからも触れたいですね。

投稿: KOZOU | 2009年8月22日 (土) 04時53分

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