« 私の好きな俳優~メル・ギブソン編 | トップページ | 風景の中の私~松任谷由美 »

2009年10月23日 (金)

何度観ても飽きないドラマ~『ラスト・フレンズ』

ーー長らくお休みをいただきましたがおかげさまで少しずつ良い方向へ向かっています。これからは無理せず、コツコツやらせいていただきます。宜しくお願い致します。ーー
 

★ラスト・フレンズ

もう何度も再放送で観ているのですが、これは虚構ではなく、あり得る話ですよね。

 家や職場でも居場所が得られず、恋人からのDVに苦しむ藍田美知留、モトクロス選手として全日本選手権優勝を目指す一方、性別という誰にも言えない悩みを抱える岸本瑠可、女性達の良き相談相手でありながら、過去のトラウマからセックス恐怖症に悩む水島タケル。
 悩み傷ついた3人は、ひょんな事から、シェアハウスで共同生活をRasutohurennzu003_2 始めます。そして、彼女達は共に暮らすうちに、人と人との関わりの大切さを知り、前向きに生きようとするのです。

 シェアハウスには他にスチュワーデスのエリ、おぐりんこと小倉友彦もいて、何かといえば、「○○パーティー」と名をつけては飲んだり、笑ったりのごく普通の共同生活に見えるのですが、虐待を受けながらも『私は弱いから宗佑の気持ちがわかるの。瑠可は強いから。』
とたびたび宗佑のもとへ行ってしまっては後悔し、タケルに連れ出される美知留をシェアハウスの面々は真剣に彼女を守ろうとします。

 『男だったら引くことも愛情なんだってこと、解んないの?!』とエリに突っぱねられても理解できない宗佑が次々とシェアハウスの住人に嫌がらせを繰り返す・・・

 一方、瑠可は高校時代から美知留に特別な感情を抱きつつ、友情だと偽って美知留を必死に守ろうとします。それは観ていて切なくなりました。性同一性障害のことを誰にも言えないで悩んでいる瑠可を『男の心を持った化け物』と吹聴して回る宗佑の陰険なやり方で周囲を混乱させたことを回りの家族や友人が知らぬふりをする思いやりも見所の一つだと思います。そう、驚いたのは宗佑の本来の姿を見抜いていたことです。
 一度苦しくて、シェアハウスをあとにし、タケルにだけ手紙で本当のことを打ち明けますが、タケルも児童性的虐待のトラウマで異性を好きになれないという心の傷を持っていることもあり、瑠可を追いかけ、『話は解った、でもオレは瑠可が好きだ。』といって瑠可を思い切り抱きしめました。その時の瑠可は本当に心がほぐれて泣き崩れてしまいます。私も思わず泣いてしまいました。

 私の友達にも決してスカートをはかないし、自分のことを「自分は」という女の子がいますが、私にはとても優しくて気配るの出来る人です。彼女が性同一性障害なのかは解りませんが、男性と対等に見て欲しいという思いは伝わってきました。

 性同一性障害は同性愛と勘違いされることが多いようですが、厳密には違います。心の性と身体の性が一致しない状態のことをいうのが本当なのだそうRasuto006_2 です。ここのところはドラマでは少しウヤムヤにしているように思えますが、自分の胸を見るのが嫌、といったことをとっても恐らく性同一性障害と捉えいていいのではないかと思います。男性が女性の心を持っていて悩む人も多いと思いますが、男性より、女性のほうが内に秘めて悩んでいるケースが多いのではないかと、このドラマを通じ、感じたことでした。

 東野圭吾さんの『片思い』でもこういう女性が出いてきますが、ここでは堂々と自分は女じゃないと化粧をとり、上半身裸になったりとするのですが、やはり、同級生同士で結婚した奥さんのことをずっと好きだったとは言えなかったことを思いだしました。

 このドラマでキーマンになるのがタケルの存在だと思います。誰に対しても優しく接しますが、瑠可とはとても気が合い、守ってあげたいと思い続けます。好きだと告白して、好きな人がいると言われ傷つくのですが、それでも友達として守りたいと思い直すことの出来る人なのです。普通はふられたらそこでお終い、友情なんて形にならないと思うじゃないですか。でもタケルは見守り続けてくれるのです。ここが現代の若者像なのかなと感心しました。瑠可の大事な友達の美知留を守ろうとするのも頷けます。こんな人が友達の中にいたら、やっぱり頼ってしまうだろうなと思います。

 シェアハウスの住人は今の若者の縮図のようです。問題を抱えながらも前向きに生きようとする、大人からみれば危なかしいようでも、ちゃんと歩いていく姿に私は感動を覚えました。

 この作品を手掛けた脚本家は浅野妙子さんです。『大奥』や『神様、もう少しだけ』でもう有名な脚本家さんですね。

その後先の読めないストーリー展開が放送を重ねてくほどに視聴率を高めるなどし、テレビ雑誌『ザテレビジョン』が行った「第57回ドラマアカデミー賞」(2008年春クール)において、作品賞・助演男優賞(錦戸亮)・助演女優賞(上野樹里)など6冠を達成したそうです。

 久しぶりにいい作品に出会えたと言う思いです。

|

« 私の好きな俳優~メル・ギブソン編 | トップページ | 風景の中の私~松任谷由美 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

 お帰りなさい。お待ちしていました。
 無理をせずマイペースで続けて頂けたらなと思います。
 また遊びに来させていただきます。

投稿: おりえ | 2009年10月24日 (土) 02時38分

お~~~、とこさんおめでとうございます(*^_^*)
とても嬉しいです。
どうかぼちぼち、ゆっくりマイペースで。
無理されないようにです(*^_^*)
でもとても嬉しい(*^_^*)

テレビはあまり見ないもので知らなかったのですが、ラスト・フレンズ、ずいぶん評判だったのですね。
俳優さんたちもほとんど知らなかったですが瑛太さんだけは篤姫で小松帯刀を演じ知っていました。長澤 まさみさんも天地人に出ているのですね。きれいな人ですね。
シェアハウスといい、性同一障害と言い現代のホットな話題をうまく取り込んであるようですね。
そして主題歌のようにプリズナー・オブ・ラブ愛のしがらみで苦しむ若者の姿を描いてあるようですね。
タケル始めとても優しいようですね。
現代の若者の特徴は優しさにもあるようですね。逆に言うとあまり物事や人間にとらわれない、すぐに許すことかなーと思ったりします。執着することを嫌っているような。
ラストは明るく前向きな若者たちの姿が見られるのですね。
現代の若者風俗を知るにはいい番組のようですね。

投稿: KOZOU | 2009年10月23日 (金) 19時56分

お帰りなさいませ!!
ほんと無理は禁物ですよね。
その本当の意味がわかるような
歳になったと思います。
自分のこと周りのことなどわきまえられる
一方で、まだまだ修行中と反省がもたらす
成長、まさにあの人間味あふるるヒーロー
アトム君の復活ですよね。
今日も秋晴れ、なんだかうれしい!!
とてもうれしい!
いいことづくめです!!
無理せず楽しんでいきましょう!!

投稿: 茶々 | 2009年10月23日 (金) 14時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/528484/31906635

この記事へのトラックバック一覧です: 何度観ても飽きないドラマ~『ラスト・フレンズ』:

« 私の好きな俳優~メル・ギブソン編 | トップページ | 風景の中の私~松任谷由美 »