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2009年12月29日 (火)

私の好きな映画~『暗くなるまで待って』

 お嬢様やお金持ちの役が多かったオードリーの映画の中で、私はこの作品が一番好きです。でもあくまでも可愛らしく愛らしい彼女の演技には脱帽です。

 あらすじは、カナダからニューヨークに帰る途中に知り合った女から、夫のサムが人形を預かって来たことで、盲目の妻スージー(オードリー・ヘップバーン)は、思いがけない事件にまきこまれていったといものです。

 サムもスージーも知らないことだったが人形の中には、ヘロインが縫いこまれていたのだ。そのヘロインをとり戻すべくマイク(リチャード・クレンナ)、カルOdori003 リーノ、そして犯罪組織のリーダーであるロート(アラン・アーキン)の3人が、スージーのアパートに集まった。部屋中探しまわったが、人形は見つからなかった。そこへスージーが帰宅したが、盲目の彼女は、3人がいることに気がつかなかった。

 その翌日、妙な予感からスージーが止めるのもきかずに、サムはニュージァージーに仕事に行った。サムが出ていって間もなく、スージーはサムが煙草の火を消し忘れていったのが煙を出して、見えない彼女は恐怖から大声で叫んだ。そこへマイクがサムの海兵時代の仲間といつわって入って来て、火を消しとめ、人形のあり場所をと思ったが、いつもスージーの手伝いをしてくれる、グローリアという少女が入ってきたので、引き上げざるを得なかった。しばらくしてグローリアが買物に出たあと今度はロートが初老の男に化けて現れ、自分の息子の妻がよその男と不貞を働いているらしい。その相手がどうもサムらしといい、不貞の証拠を探すふりをして部屋中をかきまわしたが、やはり人形はみつからなかった。

 そこへ再びマイクが忘れ物をしたという口実で入ってきて、乱暴者を送り出してやろうと警察に電話をした。だが、呼ばれて入ってきたのは警官をよそおったカルリーノだった。いったん外に出たロートは今度は、老人の息子として再び入ってきて、サムがもし人形を持っていたら、サムの命は危ないとスージーを脅した。ロートが帰ってからスージーはマイクに、確かにサムが人形を持って帰ってきたが、それがどこにあるのかを自分は知らないと話した。マイクはもしスージーが人形を探したら、サムの安全は守ると言った。マイクが帰って間もなくグローリアが買物から帰った。彼女の腕には問題の人形が抱かれていた。スージーは喜んでマイクにそのことを知らせたが、その直後、自分は3人にだまされているのだということに気づいた。スージーはサムへの連絡をグローリアに頼み、自分は警察に電話をした。だが、電話線はすでに切られていた。1人残された自分を守るためスージーは部屋の明かりを、次々と壊していった。やがて3人はやって来たが3人は仲間割れを起こしており、カルリーノとマイクはロートに殺されてしまった。闇の中でスージーはロートと対峠。スージーが消し忘れた冷蔵庫の灯りをたよりに迫った。だが、その時、サムと警官たちがなだれこんできた。(goo映画より)

 ミステリとしても面白く、「スージー、そこは危ない!!」等と口走ってしまう私でした。目の不自由さが圧倒的に有利なスージーでしたが、冷蔵庫の灯りが残っていたことは悪人の知恵としか言い様がありません。とても古典的な筋書きですが、オードリーファンにはたまらない1Odori002 作です。盲目の役は目に何かを入れているのかと思って観ていましたし、さりげない洋服や髪型もたまらなく素敵でした。

 原作は『ダイヤルMを廻せ!』などで知られるフレデリック・ノットの戯曲。台本を読んで惚れ込んだヘップバーンの夫;メル・ファーラーが彼女の主演で企画し、自らプロデューサーとして製作したヒット舞台劇の映画化です。監督には、ヘップバーンの強い希望によって、当時『007シリーズ』で名を馳せていた英国人のテレンス・ヤングをハリウッドに初めて招いて起用しました。
 オードリー自身も、盲目の人妻という難役にスイスの眼科医に付いて盲人の細かい動作や表情のレクチャーを受けるなど、恐怖におののくキャラクターをリアルに演じて見せ、その年のアカデミー賞にノミネートされる熱演です。
  
 まさに"夫唱婦随"で作られたサスペンス・ミステリ映画の傑作は見逃せませんね。

私は歳を重ねていったオードリーも好きです。好きな花や草いじりをしてとてもスターの手とは思えないとおっしゃっていた黒柳徹子さんの言葉を思い出します。自然を愛することを惜しまない方でしたね。

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コメント

わ~っ、おりえさん、こんばんわ。おりえさんもオードリーを妖精でキュートだと思われているのですね。たしかにキュートと言う言葉、ぴったりですね。おりえさんはいとしのサブリナですか。その時はサブリナがはいていたちょっと丈の短いサブリナパンツ、流行ったのを覚えていますか?オードリーは何を着ても似合っちゃうのにあやかってでしょうかね。
 私、さんまさんに一事いいたかったんです、晩年のオードリーをけなすような発言だけは許せないぞ!!って。言っちゃったんですよ、ポロっと。ショックでした。今の若い女性にはもっと映画のオードリーを観て欲しかっただけに残念な発言だったと思いました。ジョークだったのかもしれませんが。ローマの休日はおっしゃるとおり、はまり役でしたね。彼女もかなり情熱をいれた映画だったように思います。髪をばっさり切ってしまうところなんか、おちゃめで余計にキュートになりましたよね。あ~まさかまさかのすれ足、ロマンです~このCMの言葉癖になっちゃいました。あ、また長くなってしまいました。お疲れだったでしょうに、ありがとうございました。

投稿: とこ | 2009年12月30日 (水) 04時10分

 オードリーは妖精ですね。神様が特別愛されてあれ程キュートな女性が誕生したんだろうなと思います。本当にキュートという言葉がとんでもなく似合う人でした。
 私は「麗しのサブリナ」(で良かったでしたっけ)が一番好きです。「ローマの休日」も好きです。あれはオードリー以外の女性が演じていたら後々まで語り継がれる映画にはなっていないと思います。
 晩年の映像を拝見しましたが良い年の取り方をされているなと感じ入りました。

投稿: おりえ | 2009年12月30日 (水) 00時37分

KOZOUさん、こんにちわ。茶々君のご主人様も好きなんですって。これは挽かれそうかなと恐る恐る書いたのですが、好きでいてくれてよかったです。あの時代にしては良く出来たサスペンスですよね。ほんとに愛くるしいオードリーも歳とともにいろんな味わいが出て、そして情熱家だったのですね。
ああいういい歳のとり方をしたいものです。私も往年のオードリーあたりの映画は殆ど観たいほうで、今はDVDで綺麗な画像で見られるのでしょうね。「十戒」とかもまた観てみたいんですよ。また、そんな時代の映画のお話でもしたいですね!!
久々のKOZOUさんの「おお~~」で始まるコメントが読めて感激です。ありがとうございました。

投稿: とこ | 2009年12月29日 (火) 14時46分

茶々君のご主人様、本当にお好きなのですね。でも女性から見ても魅力的ですもん、男性がほおっておくはずがありませんね。でもギュッと抱きしめたらウェストがポキッて折れそうなくらい華奢で、フランスの何とかと言うブランドの服を着こなせたのはモデルではなくオードリーだったとか、素晴らしい!!!
 私も殆ど観たと思っていましたが、昼下がりの情事がダントツなのはちょっと驚きです。でもかわいい女性ってああいう女性をいうのかもしれませんね。やはりああいう映画が観たいですね!!とっても素敵なコメントありがとうございました!!!

投稿: とこ | 2009年12月29日 (火) 14時28分

おはようございます。
今日は寒いです。

お~~~オードリー・ヘプバーン、大ファンです。
わたしたちの世代ではほんとうに妖精でしたね。
この映画ももちろん見ました。
本当にすごいサスペンスでしたね。
冷蔵庫の扉が開き光が…
オードリーの演技もすばらしかったと思います。
これは映画の勝利のように思いましたね。
あのサスペンスを文章で、至難でしょうね。
原作も戯曲なのですね。
、「スージー、そこは危ない!!」、とこさんらしいです(*^_^*)
彼女は生き方も大好きですね。
戦争中は本当に苦労したようですね。
レジスタンスにも関係し、また晩年はアフリカなどを回り、けしてわざとらしくなく、天性の高貴さのように思え、顔も実に美しい老い方でしたね。

とこさん、いつも読んでいただきコメント大変ありがとうございます。レスを書いていますのでいつかご覧になってください。

投稿: KOZOU | 2009年12月29日 (火) 09時54分

わ~~
オードリーさんですね!
私は、「昼下がりの情事」がダントツ
一位です! あの音楽が実にいいです!
それに、経験豊かな中年が深みにはまっていく
ストーリー、純なオードリーがかわいい!
親の探偵の娘を手放す心情・・いい!!

マイフェアレディも好き!

ローマの休日も尼僧物語も・・・

すべて好きです!

今後このような世界の大スターが
出てくることを待ち望みます!

「おちゃめなとこレディ物語」も人気作品に
なるかもしれませんね!? ごめんなさい
品格あるとこさまのコメント欄を申し訳まりません。

投稿: 茶々 | 2009年12月29日 (火) 09時49分

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